ブログ開設のごあいさつ
皆様、はじめまして。
宮城県仙台市在住のK.と申します。
2011年3月11日、私は仙台市内の自宅兼事務所のマンションで
東日本大震災(以下、3.11と記します)に遭いました。
強烈な揺れによって食器棚や本棚が倒れ、落下した食器・家電・書籍などが散乱し、
部屋に入ることすらままならない状態となりました。
マンション自体も大きなダメージを被り、「全壊」という判定がなされました。
私自身は避難時に軽傷を負った程度で済みましたが、
友人知人の多くが津波により人的・物的な被害を受けています。
当ブログは、私の被災経験から得た知見と
現在進行形で学び実践している防災に関する知識を共有し、
読者の皆様と大切なご家族の命・財産を守ることを目的として開設しました。
日本は自然災害大国です。
地震、津波、台風、豪雨、豪雪、火山噴火、 etc…
日本に住んでいる限り、どこにいても程度の差こそあれ、
自然災害から免れることはできません。
私は、3.11で巨大地震と津波被害の恐ろしさを身をもって知りました。
震災前には、大津波に対する防災意識なんて皆無といっていい状態でした。
2002年にインドネシアで大地震があり、沿岸部の町を大津波が襲う映像を見て
その恐ろしさ・被害の大きさを初めて知ったものの、
同時に遠い異国で起きた災害という認識しかなく、そのときは自分事とは捉えられなかったのです。
それから9年後、3.11の大津波は日本で、しかも自分が住む地域の目と鼻の先で起こりました。
何度も行ったことがあるお店や通ったことがある道路が、
インドネシアの時と同じく黒い濁流とがれきに飲み込まれてしまいました。
その惨状を実際にこの目で見て、津波災害を初めて自分事として捉えられるようになったのです。
また、冒頭でも触れたように自宅兼事務所が使えなくなったほか、
全ライフラインの停止、物資の不足、交通手段の断絶など、多くの困難を強いられました。
そんな経験から、耐震対策、食料・燃料の備蓄、防災用品の見直し・拡充、
さらには日常の行動習慣の見直しまで、本気で取り組むようになったというわけです。
平時には防災に対する意識は低下します。
被災した経験がないとなればなおさらのことです。
どれだけテレビの画面が大きくなり、解像度が上がろうとも、
画面を通じて見る景色と実際に自分の目で見、
臭いを嗅いだ経験との間には、埋めがたい差があります。
災害が報道されたときに、「画面を通じて見ている被害を自分に置き換えてみる」
ということができないと、なかなか行動には移せません。
ですので、平時にこのブログを訪問してくださるというのは、
想像力や共感力がずば抜けて高い方なのだろうと思います。
大半の方は、インドネシアの大地震を見たときの私のように、
遠くで起きた災害を自分事として捉えることは難しいものです。
昨今、南海トラフ巨大地震や首都直下地震、
さらには日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震が
間近に迫っていると言われています。
いずれも甚大な被害が想定されており、地震発生後、
速いところだと3分ほどで大津波が到達する地域もあるそうです。
ですので、記事を読んでなるほどと思ったことや、役に立つことがあったなら、
ぜひ実行に移すとともに、あなたの大切な人にも伝えてください。
当ブログが皆様の
自然災害について学ぶ
防災意識を高める
対策を施す
こうしたきっかけになれば幸いです。
K.
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